こころの相談とは

カウンセリングとは

日々の生活を送る中で、さまざまなこころの悩みや、周りの人には言いにくい気持ちを抱えることは誰にでもあることです。当相談室では、相談者さまと相談員が1対1で悩みや困っていることについてLINEでお話をしながら、共にその問題を乗り越えていく道を探っていきます。カウンセリングは、話をすることを通して自分の気持ちを整理したり、自分について見つめ直したりする時間です。お仕事のこと、ご家族のこと、ご自分のこと・・・どのようなことでも自由にお話しください。言葉にしてみるだけでもこころのバランスが変わるかもしれません。
ご相談の秘密は守られます(個別の相談内容について企業様にお伝えすることはございません)。どうぞ安心して話しかけてみてください。

ご相談の内容について

当相談室ではさまざまなこころの悩みや心理的な問題について、ご相談をお受けしています。ご相談の内容は、「仕事や学校のことで悩んでいる」「人間関係で困っている」「自分の性格を考えたい」「なんとなく不安で辛い」などご自身のことでも、「家族が問題を抱えていて心配だ」「子育てで気になっていることがある」といったご家族のことでも、どのようなことでもかまいません。話してみるだけでなんとなく楽になったり、こころのバランスが変わることもあります。
「医療機関や対面の心理カウンセリングに行くのは抵抗がある」という方にも、まずLINE相談でお話ししてみることをおすすめしています。また、普段は「わざわざ相談に行くまでもないかな」と思うようなことでも、LINE相談では気軽にお話していただけます。
2回目以降のご相談では前回の続きとしてお話しいただくことが可能です。ご希望に応じて相談員が以前のご相談内容を確認することができますので、内容が途切れてしまうことはありません。もちろん1度だけのご利用でもかまいませんので、ご自身のご都合に合わせてお越しください。

ご家族について相談したい方

当相談室ではご家族に関するご相談も受け付けています。悩みを抱えているけれど、自分ではカウンセリングや医療機関には行きにくい、人に相談するエネルギーがないという方は多くいらっしゃいます。そういった場合、まずはご家族が相談されることで、何らかの変化につながることがあります。また、悩んでいる人を支えるご家族も、大変さ、つらさを感じられることがあるのではないでしょうか。カウンセリングの中では、そういった思いをお話ししたり、ご家族の方の状態を改善していくためにどうしていけばよいのか一緒に考えたりすることができます。「自分ではなく、家族が悩んでいる」という場合も、ぜひ一度ご相談いただければと思っています。

こころの「治療」とは

カウンセリング、心理療法はさまざまな不調や問題、課題を抱えた方がどなたでもお越しいただける場所です。では、こころが「治る」とはどのようなことでしょうか。こころの悩みや問題は、ある1つの原因だけから生じるというよりも、いろいろな要因が絡まって生じていることが多いと考えられます。それによって感じる辛さや問題が解決していくスピードも、人それぞれです。
そのため、こころの「治療」とは、怪我や傷が治るときのように原因を特定して取り除くといった治療イメージとは少し異なります。時間をかけてこころ全体と向き合っていき、少しずつこころのバランスが変わっていく中で悩みや問題のあり方が変容していきます。時には長い時間が必要なこともありますが、当相談室のカウンセリングでもそのプロセスの一端を担えたらと思っています。

夢について

もし、最近見た印象的な「夢」があれば、相談員にお話ししてみてください。夢はこころの深いところから出てくるもので、自分でも気づいていない自分のこころの動きを知るヒントになるものです。「こんな夢を見たらこういう意味だ」と断定できるものではありませんが、当相談室では、あなたについて知り、考える手だてのひとつとして夢を大切にしています。夢を手がかりに、ご自身についての新たな一面について考えてみることができるかもしれません。

心理テストについて

当相談室では、ご自身のことをより知っていただくために、心理テストをご用意しております。画面右上の三本線のメニューより「心理テスト」をタップすると、ページをご覧いただけます。
初めての方は、まず働き方タイプ診断テストを受けてみることをおすすめします。これは、働き方のタイプから、あなたがどのようなことにストレスを感じやすいかを判定するものです(現在のストレスの程度を調べるストレスチェックとは異なります)。
特別な「悩み」があるわけではないという方にも、楽しみながらご自身のことを知り、改めて考えてみる機会にしていただければと思っております。

当相談室について

ご利用の流れ

  1. まず、トーク画面下の「相談をはじめる」ボタンをタップしてください。
  2. ご所属企業のご担当者様に配布しております「パスワード」をご入力ください。
  3. はじめにあなたについて、いくつか質問をさせていただきますので、お答えできる範囲で教えてください。
    答えたくない質問には、回答しなくてもかまいません。
  4. その後、相談員におつなぎしますので、ご相談内容についてお話しください。

なお、ご相談に応じられる人数に限りがあるため、混み合っている時間帯の場合は、つながるまでお待ちいただくことがございます。その場合は、相談枠が空き次第、こちらから話しかけさせていただきますので少しお待ちください。
できるだけ多くの方のご相談をお受けするように努力しておりますが、その日の相談時間内にご相談に応じられない場合には、次の相談日に再度アクセスをお願いいたします。

開室日とご相談時間の目安について

当相談室は、週に2〜3回程度、19時〜21時の時間帯に開室しています。具体的な開室日は「開室日カレンダー」でお知らせしています。スマホからこのページをご覧の方はページ右上の三本線をタップ、「開室日カレンダー」へお進みください。PCでご覧の方は画面左側にカレンダーが表示されているかと思います。
1回の相談時間は、基本的に1時間程度を目安にしています。お話の流れや区切りも大切ですので、時間に神経質になっていただく必要はございませんが、多くの方にご利用いただくためにご配慮いただけますと幸いです。
当相談室の終了時間は21時です。何度でもご相談は可能ですので、もう少し相談したいという場合には日を改めてご相談ください。

人と社会の未来研究院について

当相談室は、京都大学 人と社会の未来研究院のSNSカウンセリング研究チーム(http://kokoro.kyoto-u.ac.jp/)が開設・運営しています。人と社会の未来研究院では、心理学だけでなく、認知科学、芸術学、仏教学などさまざまな専門分野の研究者が異なる角度から「こころ」に関する研究や実践に取り組みながら、こころとはどのようなものか、こころに関する問題にはどのようにアプローチすれば良いかといったことについて考えています。
地域社会に貢献する実践をしながら、その実践をよりよい形で推進するための研究を同時に行っていることが大きな特色で、このSNSカウンセリング事業も「実践活動プロジェクト群」のひとつの柱となっています。この他にも人と社会の未来研究院では、発達障害の診断を受けたり、発達面での心配があるお子様に対してプレイセラピーを実施しています。詳しくは「発達障害への心理療法的アプローチ」研究プロジェクトのページをご覧ください。

当相談室の相談員について

相談員は、人と社会の未来研究院のSNSカウンセリング研究会に所属する公認心理師・臨床心理士、もしくは京都大学で公認心理師・臨床心理士の養成課程に在籍する大学院生がつとめ、SNSカウンセリング事業の立ち上げに関わってきた専門家や、臨床経験30年以上となるベテランの専門家が、監督指導を行っています。臨床心理学の基礎はもちろん、SNS相談についての専門的知識を身につけたスタッフがご相談をお受けしますので、安心してお話しください。
当相談室では、日によって担当相談員が変わります。ご相談に来ていただいた際に毎回同じ相談員が担当するとは限りませんが、継続してのご相談の場合は前回までの相談ログを読ませていただくことが可能ですのでご安心ください。
システムの都合上、担当者のご希望や指名(例:前回と同じ相談員がよい)などは基本的にお受けできません。あらかじめご了承ください。

ご相談に関する守秘

ご相談いただいた内容や個人情報についての秘密は守られます。LINEを使用しているため、当相談室の記録としてご相談時のやりとりは残りますが、相談員が記録からあなたのアカウントや個人を特定することはできない形になっています。また、これらの記録をあなたの会社を含めた第三者に開示することはございません。
会社に対して、相談室の利用人数などの概算データをフィードバックすることはございますが、その場合も個人が特定されないように十分に留意いたしますので、当相談室のスタッフ以外があなたの会話を直接見たり相談内容を把握するようなことはございません。
ただし、身体や命に危険があると判断したときなど、緊急の場合は関係機関と連携をして相談者さまの安全を確保する場合がございます。このような場合を除き、ご相談内容や個人情報が外部に漏れることは決してありませんので安心してご相談ください。
ご心配なことがありましたら、相談員に遠慮なくご質問ください。

研究上のデータ使用について

当相談室は京都大学 人と社会の未来研究院のSNSカウンセリング研究チームが開設・運営を行っています。SNS相談はまだ始まったばかりの事業で、これからの発展のためには研究データに基づく適切な検証と提案が必要です。SNSカウンセリングをより良いものにしていくため、当相談室でのご相談に関するデータを研究に使用させていただくことがございます。ただし、その場合には必ず個人を特定できない形に加工した上で使用しますので、ご相談の内容や個人情報がそのまま外部に漏れるようなことは決してございません。また、研究目的以外にデータを使用することはありません。
この相談事業は研究と関連する形で運営されていますが、心理カウンセリングとして相談者さまのご相談をお受けすることが第一と考えて行っております。疑問やご不安がある場合にはご遠慮なく相談員におたずねください。

医療機関に受診中,
もしくは受診をお考えの方へ

当相談室は医療機関ではありませんので、診断や処方などの医療行為はできませんが、受診中の方や受診をお考えの方もお気軽にご相談ください。
心療内科、精神科などに受診されている場合、もしよろしければその旨をお伝えください。診察ではなかなか言えないことや、普段の限られた診察時間で上手くお話できないことなどを当相談室でゆっくりお話することもできます。受診を検討されている方は、病院に行った方が良いのか、病院で何を話したら良いのかなどについても、一緒に考えていきたいと思っています。また、必要があれば、産業カウンセラー・産業医との連携や、外部の心理相談機関や医療機関を紹介することも可能です。まずは一度相談員とお話ししてみてください。

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